2019ヘルスケア発信塾第2回 米国医療ジャーナリズムの潮流を知る ~Health Journalism 2019参加報告~開催日2019年6月21日
参加しました。アメリカというとなんでも凄そうに思えるけれども、やはりアメリカと日本では医療制度、バックグラウンドが違い、抱えている医療課題も国だけでなく地域によってもかなり違う(セックスワーカーへの確立した支援。人種差別によるストレスで病気になる。大幅な貧困格差など。
特に気になったワクチン接種の問題。この接種受け入れ派と反対派の対立はかなり昔からのことで、根本にワクチン=儲かる→医療で儲かる=悪という概念から生まれているという。ワクチン接種の普及においては、教育でも、インセンティブでも効果なく、唯一の効果が、かかりつけ医から勧められることだと。しかし、いいものを作るには、時間も労力もお金も必要である。短絡的な概念は新たな害を生んでしまう。また一般人にとっては得体の知れないワクチンの接種をするには、やはり自分や、家族の身体のことをきちんとわかっているかかりつけ医の存在が重要なのは納得。日本でも再びかかりつけ医の必要性が重視されている。
メディアがこの激しく対立するようなテーマに、どう向き合うかは、より正しい方向の空気感、下地を作っていくこと。深く学び、現場の悩みを相談する(先生方の声を拾う)、恐怖を煽る記事を書かないなど。
批判や、説得だけでは対立は終わらないだろうというのは理解できる。それを常に意識しながらも、発信を続けていく。日々勉強です😊 ✩画像診断や、ベースな部分から検証を重ねていることなどは、アメリカは進んでいるそう。